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第2回 必勝パターンの作り方  ―ペアで機能するには


 前回は、相手をどうやって追い込むと、どんなチャンスになるかを見切ることがゲームを有利に進めるための秘訣になる事をおおまかに説明しました。

 では実際にダブルスのペアとしてどう機能すればそれを実現できるのでしょうか。解りやすくするために3つの具体的な陣形を例にあげて、追い込む人と決める人という分担のしかたを解明してみましょう。

1.ストローク&ポーチで攻める・・・パワーで攻める

 後衛がサーブ、ストロークの強打で追い込み、角度の甘い返球に対して前衛がポーチを狙う形です。

 
ボレーは苦手でもストロークなら、狙って強打できる、ストロークはイマイチだが前衛の動きだけはまかせろ、という
全く違う得意分野を持つ2人をかけ合せているため、役割分担やお互いの活かし方も簡単に理解が進みます。

 うまくはまればノリノリの攻撃ダブルスになりますが、もし相手が2人とも前に来た場合にストローカーがうまく対処できないとポーチボレーやーは得意な攻撃ができないばかりか相手攻撃の的になってしまう可能性もあります。


2.アプローチから平行陣・・・後衛もネットラッシュ

 ネットプレーの好きな後衛がアプローチやリターンダッシュで相手にプレッシャーをかける形です。

 この形でのネットに近い方のプレーヤーの役割としてはポーチだけでなく、しっかりストレートを守れる事、サービスラインまでなら下がってスマッシュできる事も要求されます。

 この動きが少ないとせっかく前に出た後衛はパートナーのカバーリングに常に気を取られることになります。
その結果相手にプレッシャーをかけるために前に出るという本来の大事な作業に集中できず、持ち味は薄れてしまうのです。

 
意思の入ったソリッドな出球が打て、なおかつ決め役の判断力がしっかりしていれば強力なパターンになるでしょう。

3.なにがなんでも平行陣・・・眼力を活かす

力強さやクイックな動きはないけれど、ボレーなら面を操って深さと角度をしっかりコントロールできるという2人が組んだときに有効な形です。

 ペアとしてうまくポジションを取ることで相手の打つスペースをつぶしてプレッシャーをかけるのです。

 
この形では相手からの返球可能な角度を適切に判断できるかどうかがポイントです。

 返球可能エリアをコートの図だけで考えて2人で分割してもただの守備的平行陣になってしまいます。相手の特徴を見切り、返球不可能エリアをゲームの中でうまく見つけ、そこを捨てた残りの少し狭いエリアを2人で固めることができれば相手は打つ場所が見つからずパニックになるでしょう。

 そして当然ちょっと打ち込まれた、または少し背走させられたぐらいではミスらない確実性も必須アイテムです。

 このように、ダブルスで結果を残したいと思ったらまず自分たちの好みと得意分野を組み合わせて、あるパターンを作ることが第一の作業になります。

 ただしダブルスではサーブ、レシーブの順番によって前衛、後衛が逆になることがあります。また、相手も同じパターンをぶつけてきます。

 うまく自分達の必勝パターンにはまらなかったのはなぜなのか、その辺の疑問を試行錯誤しながらペアとしての理解を深めていければ、信じる物とバリエーションが共存したベストコンビネーションに発展できるでしょう。

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