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| 第1回 テニスは「足」ニスっていうけれど・・・ |
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昔からよく、テニスは「足」ニスと言われます。誰が考えたのか知らないけど、かなりスポ根っぽいたとえだと思いませんか?
また、昔から手打ちはテニスでは罪悪とされ「手打ちはそばとうどんだけ」などとこれまたそうとう寒いギャグをコートでのたまうコーチが各地に生息していました。
確かに、相手のいないスペースを狙いあうスポーツですから、追いつく早さが大切なのは言うまでもありません。フォーム的にもその土台はしっかりしていたほうが、相手のボールの勢いに負けてはじかれることが減るでしょう。
しかし、私にはこれらの基本があまりにも先に自分が走らされる、または攻め込まれることを前提に考え過ぎているようにも思えるのです。走らされることがあるとすれば、走らせることもあるはずです。
仮に、相手を走らせることをテニスの基本と考えて、それが甘くなってしまったから仕方なく走らされるのだと考えた場合、テニスは「足」ニスではなく、しなやかでシャープで繊細な感覚を備えたどこでも狙える高度な「手」ニスを身につけることも必要な気がしてきます。
少し前に流行っていたマンガ「テニスの王子様」に出てくる手塚君は自分の球種を自在に操ることによって、相手の返球がなぜか「手塚ゾーン」と呼ばれる、彼が動かなくてすむ場所に返ってきてしまう神技を使います。
100%はありえないけど、うまいへたの差って何かこんなことのようにも思えます。
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